CMでもよく目にするNURO光。
高速インターネット、月額980円など魅力的なワードで宣伝していてあなたも気になっていませんか?
しかし詳しく調べていくと
『NURO光にだまされた』
『NURO光の代理店の勧誘はサギ!』
なんて口コミも見られて不安になりますよね。
結論を先に言います。
NUROの代理店の勧誘はサギまがいのものがあるので、注意してください!
わたしは10年来光回線の仕事についます。
お客様と接する機会もあります。
やはり開通する方のなかにも先ほどいったような意見の方がある程度いて、
『勧誘されて訳のわからない間にいつのまにか開通することになっていた…』
と開通する段階でもよくわかっていない状態の方もいます。
さすがにこの状態はよくないのではないか…と思い、わたしなりにNURO契約する際にトラブルになる可能性のある事案をまとめてみることにしました。
検討されている方の参考になれば幸いです。
NUROの代理店が使うサギの手口

NURO光のトラブルで一番多いのは、代理店からの勧誘をうけて開通になったひとです。
代理店の中には、お客様に電話をかけて契約をさせる手口の代理店が存在します。
まぁこのこと自体は問題はないのですが、例えば高齢の方やインターネットにあまり知識がない人に対して重要な部分はふせて、またはあまり説明しないで契約させることは問題があります。
話を聞いていて
『この点を理解しないで契約するのはちょっと問題だな…』というポイントをいくつかあげてみます。
いま光回線を使っているならNUROと契約しても『環境はなにも変わらない』という勧誘。
よく勧誘されたかたに聞くのは、もともと光回線を利用していた人に対するこんなさそい文句。
『いま光回線を使っているなら、NUROにかえても環境はなにも変わらない』という説明。
確かに開通してすべて完了すれば、今までの環境とはそんなに変わらないかもしれません。
しかし実際は…
- そとで使っている引き込み線を引き直します。
- 家の中のルーターが変わります。
- 家の中の光の線もひきます。
- プロバイダを変えたら設定しなおす必要があります。
実際申し込みをすると少なくともこれらの点に変化があります。
光回線を使っている会社を変えるということはそういうことです。
全く環境が変わらないで会社を変えることは不可能です。
このことをしっかり説明しない、お客様も理解していない状態で開通にいたるケースがあまりに多くみられています。
工事や設定がすべて終わってしまえば、環境はそんなに変わらないかもしれません。
しかしそこに行くまでには、工事があったり設定があったりいろいろなことが変わります。
この地域の光回線がNURO光に切り替わりますというウソ。
これも良く聞く宣伝文句。
『この地域の光回線がNURO光に切り替わります』というウソ。
これは完全にウソです。
地域でNURO光が使えるようになる工事が行われることがあっても、すべてNURO光に切り替えを強制されるようなことはあり得ません。
そもそもNURO光が通信に使う通信ケーブルは、NTTが整備した通信ケーブルを借りて行われます。
その時点でその地域の人がNTTを選択できないことはありえません。
あたかもすべての人がNURO光に切り替えなければいけない…みたいな言い方はサギといわれても仕方ない勧誘方法です。
必ず安くなります!という宣伝文句
これもほぼ全てのケースで聞く宣伝文句。
これもよくわかりません。
光回線の基本使用料はもしかしたら安くなるかもしれません。
しかし使う人が求めるオプションや形は人それぞれ。
使い方によって料金は変わります。
それなのにすべての人に対して、必ず料金が安くなります!
という説明は説明不足・無責任です。
NUROに興味がなければはっきり断りましょう!断りかた・誤って契約してしまった場合の対処法

代理店による勧誘は時期や地域によって力を入れるタイミングがあります。
何回も同じような勧誘がしつこくあるかもしれません。
紹介したような文句を使って勧誘してくる代理店とはあまり関わらないほうが身のためです。
ハッキリと『興味ない・乗り換えるつもりはない』と伝えて断りましょう。
『門前払いはかわいそう』とか『話くらいは聞いてみても…』と感じていると向こうはそこにつけこんできます。
遠慮する必要はありません。
NUROの代理店による勧誘だな…とおもったらキッパリ断るのが賢明です。
後から気づいてやっぱり申し込みを取り消したい
代理店に言いくるめられてしまって契約することになってしまったけど、やっぱりやめたい…。
と感じていたら、NUROサポートデスクに電話しましょう。
NURO光サポートデスク | 0120‐65‐3810 | 平日9:00~18:00 |
代理店が販売しているNURO光は、SONYの関連会社So-net(ソネット)が提供する光回線です。
直接販売元に電話すれば開通前なら取り消すことが可能です。
悪質な代理店をキッパリ断るのも怖くて…
と申し込みしてしまったなら、本家ソネットにしっかり報告して取り消ししちゃいましょう。
NURO光はクーリングオフが利用できない!でも替わりの制度がある。
誤って契約してしまったなら、クーリングオフがあるから大丈夫だろう!と感じる人もいるかもしれません。
しかし、NURO光のような通信回線はクーリングオフの対象外になっています。
クーリングオフは契約してしまっても8日以内なら申し込みを取り消すことが出来る制度のことです。
対象外なので、NURO光を申し込んでやっぱりやめたい!
とおもってもこの制度を利用することができません。
かわりに『初期解除制度』というものがあるので、こちらを利用して申し込みを取り消しましょう。
この制度の申し込みは
NURO光から契約書類が届いてから8日以内です。
初期契約解除の利用方法
初期契約解除を利用するのはカンタンです。
NURO光から送られてくる契約書類には
- 『So-net契約内容のご案内』
- 『NURO光契約内容のご案内』
が含まれています。
このどちらかの書類の表面(コピーでも可)に
- お客様番号
- 住所
- 氏名
- 電話番号
- 解除希望のサービス名
これらを書いてFAXか郵送で送付しましょう。
送付先は以下のとおりです。
郵送の場合…〒060‐8564 ソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社 So-net札幌事務センター宛て
郵送の場合 | 〒060‐8564 ソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社 So-net札幌事務センター宛て |
FAXの場合 |
So-net札幌事務センター FAX0570‐00‐9191 または03‐5245‐4985 |
初期契約解除制度でも料金が発生してしまう場合があるので注意
8日以内で初期契約解除制度を申し込みすることができれば、契約を解除することができます。
しかし完全無料になる…というわけではありません。
例えば契約事務手数料の3,000(税抜き)は解除してもかかってしまうようです。
そして、一番注意するべきは工事が決まっていた場合。
申し込みの時点で工事日まで決定してしまっていた場合は、工事費の中断として25,000円(税抜き)がかかってしまいます。
契約をキャンセルできたとしても、この出費は非常に痛いです。
少しでも怪しい、嫌だなという気持ちがあるようでしたら、代理店からの勧誘の電話があった時点で、工事日など詳細な決定をしないでおけばこの費用も免除になる場合もあります。
このあたりは人それぞれ、解除を申し込むタイミングや状況があるので様々でしょうがなるべくキャンセルする可能性があるようでしたら、話をすすめすぎないようにしておくのもひとつの手です。
強引な代理店には注意!でもNURO光自体は優秀なサービス

ここまでNURO光のサギまがいの勧誘について説明してきました。
しかしこれら強引な手法で契約を迫ってくるのは、販売代理店しかありません。
これらの販売代理店は表向き優秀な代理店に見せていて、裏ではこういったサギまがいのことまでして契約者を集めています。
普段からNURO光を名乗る電話や訪問があった場合には注意しましょう。
となると、NURO光というサービス自体契約しないほうが良い!と言っているように聞こえますが、NURO光自体は非常に優秀なサービスです。
光回線で良いサービスを探しているなら一番おススメのサービスです。
どのような点がおススメなのか見てみましょう。
NURO光のおススメポイント。
①通信速度が下り最大2Gbpsと超高速
まずなんといっても通信速度の速さについて。
NURO光が採用している光回線の通信規格『G-PON』では、理論上下り最大2Gbpsが可能な通信回線です。
下り最大2Gbps?
詳しい方はなんとなくイメージが沸くかとおもいますが、なんのこっちゃわからんという方も多いと思います。
ちなみにNTT東日本・西日本で提供されているフレッツ光も、今では最大1Gbpsが理論上出るようになっています。
つい10年前くらい前、NURO光もサービス提供していなかったころ光回線でも通信速度は最大下り100Mbpsというのが主流でした。
最大100Mbpsから考えれば、NURO光の通信速度はその20倍!
…というか100Mbpsくらいなら、今やスマホ通信でも出る可能性のある時代。
通信の進歩ってスピードが早いですよね…。
私もそうですが、どんどん話についていくのが難しくなっていくような状況です。
パソコンで測定して2Gbpsという速度が出るわけでない…!
速度の面ではぶっちゃけ
『あぁ、昔の何倍もの速度が出るようになっているんだ…』
程度の認識でも良いと思います。
何といっても、現在の通信規格ではNURO光が最速というポイントが大事です。
しかしここで注意点がひとつ。
決してNURO光でも、お手持ちの端末(PCやスマホなど)で速度測定して2Gbpsという速度が出るわけではないということです。
「最大 2Gbps 」という通信速度はネットワークからお客さま宅内に設置する宅内終端装置へ提供する最大速度です。
機器使用時の通信速度はお客さまの通信環境と規格により異なります。
有線接続の場合は最大 1Gbps、無線接続の場合は通信規格 IEEE802.11ac における通信で最大 1.3Gbpsとなります。 NURO公式HPより。
公式HPにもあるように、通信機器をとおして端末で利用するまでには理論上でも最大1Gbps、もしくは1.3Gbpsへ低下してしまうのです。
そもそも通信速度の提供は、通信状況・通信エリア・使っている端末の対応状況など様々な状況が絡んでくるものです。
全てを一番良い状態で行った場合の通信速度で表す、『ベストエフォート』と呼ばれるものです。
必ず最大1Gbpsという速度がパソコンででる!
というものでは絶対にないので、注意してください。
速度についての口コミ
実際にNURO光を使っている方の口コミを集めてみました。




ツイッターで速度に関しての口コミを集めてみましたが、ほとんどの口コミは通信速度3桁を測定しています。
『1Gbpsでるよなー』
と期待していると100Mbpsちょっとしか速度がでねければ、正直がっかりしてしまうかもしれません。
しかし、通信端末で測定して3桁測定しているというのはスゴイことです。
使い方にもよりますが、ほとんどの通信において十分な速度であることは間違いありません。
②月額料金の安さ
2つ目のおすすめポイントは月額料金の安さです。
戸建てのタイプとマンション(集合住宅用)タイプの2種類あります。
戸建ての場合の料金
NURO光 G2 V(契約縛りあり) | 4,743円 |
NURO光 G2(契約縛りなし) | 7,124円 |
※工事費:40,000円…月額料金から毎月割引される(実質無料)
工事費無料のイメージ表
開通月(1か月目) | 2か月目 | 3~31か月目 | |
月額基本料金 | 4,743円 | 4,743円 | 4,743円 |
基本工事費/割賦 | ー | 1,351円 | 1,351円 |
特典割引金額 | ー | -1,351円 | -1,351円 |
お支払金額 | 4,743円 | 4,743円 | 4,742円 |
2種類の料金がありますが、2年間の契約期間があるかないかの違いです。
縛りがある場合はその分料金が安くなります。
2年ごとの自動更新・途中解約には9,500円の違約金が発生します。
さらにマンションでNUROが導入されている場合はお得
マンションにNURO光のマンションタイプが導入されていると、さらにお得です。
NURO光 for マンション(契約者10名以上) | 月額1,900円 |
NURO光 for マンション(契約者6名以下) | 月額2,500円 |
マンションタイプはマンションオーナーが導入を決めて、光回線を分けるスプリッターをマンション内に設置します。(後ほど詳しく解説します。)
それにマンション住民が加入します。
加入者が多ければ多いほど、一人ずつの負担は少なくて済みます。
当然下り最大2Gbpsは変わりませんので、この価格でNURO光を利用できるとしたら見逃す手はありません。
まとめ:サギまがいの代理店には注意!
最悪…と評価されているサギまがいの勧誘をしてくるのはすべて代理店です。
対応として契約する気がないのであれば、
『契約する気も話も聞く気もない』とはっきり伝えて断りましょう!
同居している家族がうっかり契約してしまった…
なんてケースも多くみられるので、普段からこういったケースがあることを話あっておきましょう。
初期解約解除制度も利用できますが、これらも素早く行動を起こさないと余計な出費を払うことになるので注意してください。