ケーブルテレビのインターネットは遅い・不安定?
ケーブルテレビが提供しているインターネットは遅い・不安定などの口コミが見えて不安になっていませか?
結論からいいますと、ケーブルテレビのインターネットは
光回線と比較すると高速ではないし、不安定な可能性が高いです。
光回線と比較すると、というのがポイントです。
ケーブルテレビのインターネットは基本的にテレビの同軸ケーブルを利用して行う通信です。

同軸ケーブルって画像のような線のことです。
テレビにささっているケーブルとして見たことがあるかもしれません。
真ん中に細い突起がある特徴的な線です。
当然、自宅にインターネットを開通したい場合には光回線を思い浮かべるひとが多いでしょう。
結論で申し上げた通り、光回線よりは通信の安定性がおちます。
それはなぜか…。
それを知るためには、ケーブルテレビのインターネット通信の仕組みを知っておく必要があります。
ケーブルテレビのインターネットの仕組みを解説。(光ハイブリッド方式)
実はケーブルテレビのインターネットもほとんどの場合、光回線を利用しています。
途中まで利用している…という言い方が正しいかもしれません。
光回線の通信方式/設備は、ケーブルテレビの通信方式/設備と全く違います。
なので途中に機器をつけて、通信方式を変換させているのです。
これを光ハイブリッド方式といいます。
ハイブリッドとは異なる二つの方式を組み合わせている。という意味です。
車でもガソリンと電気二つを組み合わせたハイブリッド方式が主流になりつつありますよね。
こんなイメージです。
『光信号変換機器』の部分までは光回線を利用して通信しています。
光回線は非常に多くの情報量を送ることができますので、テレビの映像はもちろん、インターネット・電話まで同じ回線で利用することができます。
ハイブリッド方式のメリット・デメリット
光ハイブリッド方式はNTTの回線においても提供されていたことがあります。
それがVDSL方式です。
主に大型集合住宅で用いられ、もともとマンションに張りめぐらされている銅線を利用したメタル配線を利用して、途中までは光回線で…変換器からは既存の配線に変換して通信を行いました。
出典:https://netsurbible.com/vdsl-system
VDSL方式は既存のマンション内のメタル配線を使えるので、費用としては非常に安価ですみます。
これがVDSLというハイブリッド方式の最大のメリットです。
新たに光の配線をマンションの全戸にしようとすると、工事費用も余計にかかります。
配管などの設備も新設しなければならない可能性もあります。
しかし、メタル素材(銅線)での通信はノイズによって信号が弱くなってしまいます。
せっかく途中まで光回線で高速通信ができても、各家庭に届くまでに信号が弱くなってしまう特徴が多くみられました。
これはケーブルテレビにおけるハイブリッド方式でも同じです。
実際光回線における回線の提供速度は
最大1Gbps が主流です。
対してケーブルテレビのハイブリッド方式のネットだと提供速度は
最大320Mbps程度が主流となっています。
速度で言うと3分の1程度になってしまうんですね。
さらにそこからノイズが入ると、信号が弱くなってしまうリスクが高くなります。
一般的な光回線とケーブルテレビ回線の料金比較
通信が不安定になってしまうリスクは、ケーブルテレビの方が高いということが分かったと思います。
これは仕組上しかたないことです。
でももし料金が光回線より格段に安かったら選ぶ価値があるのではないでしょうか?
しかし料金面でもわたしは光回線をおススメします。
JCOMと一般的な光回線の月額料金
JCOM(ケーブルテレビ)と一般的な光回線の料金比較 | |||
会社名 | プラン名 | 最大速度 | 月額料金 |
JCOM | NET320Mコース | 320Mbps | 6,798円 |
NTT | フレッツ光 | 1Gbps | 5,489円 |
NURO | NURO光G2D | 2Gbps | 5,700円 |
au | auひかりギガ得プラン | 1Gbps | 5,700円 |
ソフトバンク | ファミリーライト | 1Gbps | 4,290円~6,160円 |
※各社プランが様々ありますが、良く選ばれるであろう一般的なプランで表示しています。
また初期費用や、最初の数年間は月額料金を減額する場合がありますが、この表ではその期間の金額は表示していません。
表を見ていただけると分かると思いますが、光回線と比較すると料金は同等か少し高いくらいです。
速度・安定度を考えても戸建てで契約するなら、一般的な光回線の方がおススメです。
おススメの光回線は?
ケーブルテレビと光回線なら光回線がおススメという結論をお話しましたが、その中でもどの回線・サービスがおススメかご紹介していきます。
性能面・料金面で一番おススメはなんといっても
NURO光です。
おススメの理由をいくつかあげてみます。
NURO光がおススメの理由①:通信速度が下り最大2Gbpsと超高速
まずなんといっても通信速度の速さについて。
NURO光が採用している光回線の通信規格『G-PON』では、理論上下り最大2Gbpsが可能な通信回線です。
下り最大2Gbps?
詳しい方はなんとなくイメージが沸くかとおもいますが、なんのこっちゃわからんという方も多いと思います。
ちなみにNTT東日本・西日本で提供されているフレッツ光も、今では最大1Gbpsが理論上出るようになっています。
つい10年前くらい前、NURO光もサービス提供していなかったころ光回線でも通信速度は最大下り100Mbpsというのが主流でした。
最大100Mbpsから考えれば、NURO光の通信速度はその20倍!
…というか100Mbpsくらいなら、今やスマホ通信でも出る可能性のある時代。
通信の進歩ってスピードが早いですよね…。
私もそうですが、どんどん話についていくのが難しくなっていくような状況です。
パソコンで測定して2Gbpsという速度が出るわけでない…!
速度の面ではぶっちゃけ
『あぁ、昔の何倍もの速度が出るようになっているんだ…』
程度の認識でも良いと思います。
何といっても、現在の通信規格ではNURO光が最速というポイントが大事です。
しかしここで注意点がひとつ。
決してNURO光でも、お手持ちの端末(PCやスマホなど)で速度測定して2Gbpsという速度が出るわけではないということです。
「最大 2Gbps 」という通信速度はネットワークからお客さま宅内に設置する宅内終端装置へ提供する最大速度です。
機器使用時の通信速度はお客さまの通信環境と規格により異なります。
有線接続の場合は最大 1Gbps、無線接続の場合は通信規格 IEEE802.11ac における通信で最大 1.3Gbpsとなります。 NURO公式HPより。
公式HPにもあるように、通信機器をとおして端末で利用するまでには理論上でも最大1Gbps、もしくは1.3Gbpsへ低下してしまうのです。
そもそも通信速度の提供は、通信状況・通信エリア・使っている端末の対応状況など様々な状況が絡んでくるものです。
全てを一番良い状態で行った場合の通信速度で表す、『ベストエフォート』と呼ばれるものです。
必ず最大1Gbpsという速度がパソコンででる!
というものでは絶対にないので、注意してください。
速度についての口コミ
実際にNURO光を使っている方の口コミを集めてみました。




ツイッターで速度に関しての口コミを集めてみましたが、ほとんどの口コミは通信速度3桁を測定しています。
『1Gbpsでるよなー』
と期待していると100Mbpsちょっとしか速度がでねければ、正直がっかりしてしまうかもしれません。
しかし、通信端末で測定して3桁測定しているというのはスゴイことです。
使い方にもよりますが、ほとんどの通信において十分な速度であることは間違いありません。
NURO光がおススメの理由②:月額料金の安さ
2つ目のおすすめポイントは月額料金の安さです。
戸建てのタイプとマンション(集合住宅用)タイプの2種類あります。
戸建ての場合の料金
NURO光 G2 V(契約縛りあり) | 4,743円 |
NURO光 G2(契約縛りなし) | 7,124円 |
※工事費:40,000円…月額料金から毎月割引される(実質無料)
工事費無料のイメージ表
開通月(1か月目) | 2か月目 | 3~31か月目 | |
月額基本料金 | 4,743円 | 4,743円 | 4,743円 |
基本工事費/割賦 | ー | 1,351円 | 1,351円 |
特典割引金額 | ー | -1,351円 | -1,351円 |
お支払金額 | 4,743円 | 4,743円 | 4,742円 |
2種類の料金がありますが、2年間の契約期間があるかないかの違いです。
縛りがある場合はその分料金が安くなります。
2年ごとの自動更新・途中解約には9,500円の違約金が発生します。
さらにマンションでNUROが導入されている場合はお得
マンションにNURO光のマンションタイプが導入されていると、さらにお得です。
NURO光 for マンション(契約者10名以上) | 月額1,900円 |
NURO光 for マンション(契約者6名以下) | 月額2,500円 |
マンションタイプはマンションオーナーが導入を決めて、光回線を分けるスプリッターをマンション内に設置します。(後ほど詳しく解説します。)
それにマンション住民が加入します。
加入者が多ければ多いほど、一人ずつの負担は少なくて済みます。
当然下り最大2Gbpsは変わりませんので、この価格でNURO光を利用できるとしたら見逃す手はありません。
まとめ:戸建てでインターネットが必要ならケーブルテレビより、光回線がおすすめ!
JCOMに代表されるケーブルテレビのインターネットの仕組みを紹介しました。
光回線とのハイブリッド方式なのですが、これは正直あまりおススメできません。
おススメしたNURO光ですが、まだ全国区ではありません。
エリアマップもありますので、お住まいの地域が導入可能かどうか確認してみてください!
関東・関西・東海地域と導入されるたびに地域ごとに爆発的な申し込みがあるようです。
それくらい技術的・料金的にも選ぶ価値ありってことですよね!