USENのスピードテスト、今は『○○級』の判定はない。
USENのスピードテストの判定で『○○級』と動物に例えて速度を教えてくれたのは以前の話です。
現在はそういった判定方法はしていません。
○○Mbpsという通信速度と、PIN値が測定されます。
ウサギ級のスピードの目安。
現在では○○級の判定は行われていませんが、以前の動物判定だと『うさぎ級』とはどのくらいの回線速度だったのでしょうか?
そもそもUSENの速度判定に使われていた動物は以下の7種類。
- ドラゴン級(40Mbps以上)
- クロヒョウ級(15~40Mbps)
- ウサギ級(6~15Mbps)
- ニンゲン級(1~6Mbps)
- パンダ級(0.5~1Mbps)
- ハムスター級(0.1~0.5Mbps)
- カメ級(0.1Mbps以下)
上から3番目の等級だったんですね。
速度としてはまぁまぁといったところでしょうか。
普通にネット閲覧したり、動画をみたりするのには不便は感じないでしょう。
もしかしたら、ネット対戦ゲームをオンラインでしていたりすると少し遅延を感じる事があるかもしれませね。
しかしそのようなより遅延の少ない通信を必要な場面では、つぎの項目で挙げるような数値もチェックしておくとよいかもしれません。
正確な測定にはPIN値もチェックしよう。
それぞれの動物が大体何Mbpsくらいの基準だったのかわかりました。
これはこれでわかりやすかったのですが、現在では数字で何Mbpsでているのか。
さらにPIN値が同時に表示されています。
このPIN値も測定することでより正確に回線の通信速度をしることがでできます。
PIN値とは?
PIN値とはインターネットを通してサイトなどを閲覧する際の、回線の応答速度のことです。
『ピンち、ピングち』などと読まれています。
あなたのパソコンを通して、さらにプロバイダ・サーバーを通して測定する数値なので、ネット閲覧に関わる様々なものを反映します。
回線の通信速度が速い=PIN値が低いとは限りません。
”PIN値が低い”といいましたが、PIN値はインターネットにアクセスを呼び掛けてからの反応速度です。
0msとか、100msとかms(ミリ秒)という単位を付けて測定されます。
ミリ秒は1,000分の1秒のことです。
つまり1秒は1,000msというわけです。
反応にかかった時間ですので、PIN値は低ければ低いほど反応速度が速い。ということになり、数値としては優秀ということになります。
PIN値の基準は?
とはいえいきなり○○ms!といわれてもピンとこないと思いますので、おおまかな基準があります。
PIN値 | 速度の目安 |
0~60ms | 反応速度良好、ストレスなくネットを楽しめる。 |
60~100ms | 普通の反応速度。環境によっては遅くなる場合がある。 |
100ms以上 | 反応速度不良。遅さが目立つ場合がある。ストレスを感じることも。 |
170ms以上 | 反応速度さらに不良。オンラインゲームなどではプレイできない場面も出てくる。 |
100msというのがひとつ良い悪いを分ける数値になっていることがわかります。
100msというと秒数にするとわずか0.1秒。
通信の世界の基準の厳しさが分かりますね。
まぁ、確かにネットが繋がるまでにちょっとでも待たされるとイライラしますもんね…。
実感…。
ドラゴン級を目指すためにできること。IPv6に対応しましょう。

より高速でインターネット通信を行いたい。ドラゴン級の速度を目指したいということであれば、IPv6での通信に対応しましょう。
IPv6とは、インターネットプロトコルの最新版。インターネットプロトコルとはネット上でデータをやり取りするために取り決められたルール。
IPv6はそのルールの最新版といえます。
これに対応している回線・ルーターに接続すればより高速な通信を実現することが出来る。
IPv6ではIPアドレスの数がほぼ無限に割り当てられる。
IPv6のまえのバージョンはIPv4と呼ばれるものでした。
IPv4ではIPアドレスがほぼなくなりつつありました。
IPアドレスとは、ネットにつながるパソコンやスマホに割り当てられるインターネット上の住所のようなものです。
IPv4ではIPアドレスがほぼなくなっていて、非常に不安定な通信になっていました。
IPv4では割り当てられるIPアドレスの数が、43億個でした。
一方IPv6の場合、割り当てられるIPアドレスは340澗個にのぼります。
340澗…。澗という単位は340兆個の1兆倍の1兆倍にあたります。
なんだかよくわかりませんが、ほぼ無限にIPアドレスを割り当てられると考える事ができます。
IPアドレスの割り当てがスムーズに行われる=インターネットの通信速度が上がるということです。
まずはIPv6に対応している光回線を契約しましょう。
主な光回線サービスはほぼIPv6に対応しています。
回線の種別でいえば、間違いなく光回線を選ぶべきです。
ドコモ光・ソフトバンク光・auひかり・ビッグローブ光・NURO光
スマホの普及、サイトの進歩によってわたしたちがインターネットに触れる機会は以前に比べ格段に増えました。
それに伴い利用するサイトには画像や動画があふれ、情報量は増加しています。
これらの膨大なデータ量を快適に処理するには、光回線を選択するしかありません。
例えばNTTなどでも以前は提供していたADSL回線がありました。
※現在では新規申し込みはできません。
これは銅線を利用したいわゆるメタル回線のインターネットなのですが、特に通信時に発生するノイズに弱くて信号が減衰してしまうという特徴がありました。
安定した通信は難しく、特に長距離の通信には不向きでした。
IPv6にも対応していないので、選ぶなら今後は光回線のみということになるでしょう。
ルーターもIPv6対応のものを選ぶ必要がある。

IPv6の光回線を契約したのなら、同時に接続する機器をチェックする必要があります。
IPv6はインターネットを利用して通信する際のルールと解説しましたが、ルールとは別に通信をする方式にも違いがあります。
それがIPv4のPPPoE方式とIPv6のIPoE方式です。
ルーターにもPPPoE対応のものと、IPoE対応のものがありますので、必ずIPoE対応のものを選びましょう。
スマホでの通信をされる方がほとんどだと思いますので、Wi-Fiルーターを設置すると思いますが、『IPv6 IPoE対応』のものを選びましょう。
ほとんどの光回線では、回線契約をしたと同時にIPv6対応のルーターをレンタルや格安で提供してくれますので、迷ってしまう場合は回線業者が提供しているルーターを選ぶのが一番無難でしょう。
光回線のなかでもNURO光はおススメ!
数ある光回線のなかでもわたしがおススメするのは、So-netが提供するNURO光です。
いくつかおススメポイントがありますので、ご覧ください。
①通信速度が下り最大2Gbpsと超高速
まずなんといっても通信速度の速さについて。
NURO光が採用している光回線の通信規格『G-PON』では、理論上下り最大2Gbpsが可能な通信回線です。
下り最大2Gbps?
詳しい方はなんとなくイメージが沸くかとおもいますが、なんのこっちゃわからんという方も多いと思います。
ちなみにNTT東日本・西日本で提供されているフレッツ光も、今では最大1Gbpsが理論上出るようになっています。
つい10年前くらい前、NURO光もサービス提供していなかったころ光回線でも通信速度は最大下り100Mbpsというのが主流でした。
最大100Mbpsから考えれば、NURO光の通信速度はその20倍!
…というか100Mbpsくらいなら、今やスマホ通信でも出る可能性のある時代。
通信の進歩ってスピードが早いですよね…。
私もそうですが、どんどん話についていくのが難しくなっていくような状況です。
パソコンで測定して2Gbpsという速度が出るわけでない…!
速度の面ではぶっちゃけ
『あぁ、昔の何倍もの速度が出るようになっているんだ…』
程度の認識でも良いと思います。
何といっても、現在の通信規格ではNURO光が最速というポイントが大事です。
しかしここで注意点がひとつ。
決してNURO光でも、お手持ちの端末(PCやスマホなど)で速度測定して2Gbpsという速度が出るわけではないということです。
「最大 2Gbps 」という通信速度はネットワークからお客さま宅内に設置する宅内終端装置へ提供する最大速度です。
機器使用時の通信速度はお客さまの通信環境と規格により異なります。
有線接続の場合は最大 1Gbps、無線接続の場合は通信規格 IEEE802.11ac における通信で最大 1.3Gbpsとなります。 NURO公式HPより。
公式HPにもあるように、通信機器をとおして端末で利用するまでには理論上でも最大1Gbps、もしくは1.3Gbpsへ低下してしまうのです。
そもそも通信速度の提供は、通信状況・通信エリア・使っている端末の対応状況など様々な状況が絡んでくるものです。
全てを一番良い状態で行った場合の通信速度で表す、『ベストエフォート』と呼ばれるものです。
必ず最大1Gbpsという速度がパソコンででる!
というものでは絶対にないので、注意してください。
速度についての口コミ
実際にNURO光を使っている方の口コミを集めてみました。




ツイッターで速度に関しての口コミを集めてみましたが、ほとんどの口コミは通信速度3桁を測定しています。
『1Gbpsでるよなー』
と期待していると100Mbpsちょっとしか速度がでねければ、正直がっかりしてしまうかもしれません。
しかし、通信端末で測定して3桁測定しているというのはスゴイことです。
使い方にもよりますが、ほとんどの通信において十分な速度であることは間違いありません。
②月額料金の安さ
2つ目のおすすめポイントは月額料金の安さです。
戸建てのタイプとマンション(集合住宅用)タイプの2種類あります。
戸建ての場合の料金
NURO光 G2 V(契約縛りあり) | 4,743円 |
NURO光 G2(契約縛りなし) | 7,124円 |
※工事費:40,000円…月額料金から毎月割引される(実質無料)
工事費無料のイメージ表
開通月(1か月目) | 2か月目 | 3~31か月目 | |
月額基本料金 | 4,743円 | 4,743円 | 4,743円 |
基本工事費/割賦 | ー | 1,351円 | 1,351円 |
特典割引金額 | ー | -1,351円 | -1,351円 |
お支払金額 | 4,743円 | 4,743円 | 4,742円 |
2種類の料金がありますが、2年間の契約期間があるかないかの違いです。
縛りがある場合はその分料金が安くなります。
2年ごとの自動更新・途中解約には9,500円の違約金が発生します。
さらにマンションでNUROが導入されている場合はお得
マンションにNURO光のマンションタイプが導入されていると、さらにお得です。
NURO光 for マンション(契約者10名以上) | 月額1,900円 |
NURO光 for マンション(契約者6名以下) | 月額2,500円 |
マンションタイプはマンションオーナーが導入を決めて、光回線を分けるスプリッターをマンション内に設置します。(後ほど詳しく解説します。)
それにマンション住民が加入します。
加入者が多ければ多いほど、一人ずつの負担は少なくて済みます。
当然下り最大2Gbpsは変わりませんので、この価格でNURO光を利用できるとしたら見逃す手はありません。
メタル回線を利用した通信で、銅線だと発生してしまうノイズにより、通信速度が遅くなっちゃうことがありました。
さらに今ならJCOMなどの同軸ケーブルを利用した通信回線もありますが、これらも通信時に発生するノイズによって速度が遅くなります。
より高速なインターネットを選ぶなら、2020年台のいまは光回線しかありません。
まとめ:ウサギ級の表記はなくなったが、数値の意味を理解してスピードテストを上手く活用しましょう。
USENの動物を使ったスピードテストの表記は非常に分かりやすかったですが、今ではなくなってしまいました。
しかしリニューアルされたスピードテストでも数値の意味を理解していれば問題ありません。
より安定した高速通信₌ドラゴン級を目指すのであればIPv6に対応するよう環境を整えましょう。